VOLVO V70

日本では言わずと知れたVOLVOの代名詞であるV70。

自動ブレーキシステムにより追突などといったアクシデントへの対応力が高まり、運転のリスクはかなり軽減された。また、ラミネートガラスや豊富なエアバックが装備されているので、衝突後のセーフティーは他の車よりも高い。

グレード毎にパワーユニットが異なるのだが、どのエンジンターボも6速オートマチックトランスミッションと組み合わされている。そのため、走り初めの軽快さと加速性能はとてもダイナミックだ。中でも4気筒1.6Lターボは最新のエコエンジンであり、V70の大きい車体を引っ張るには充分高出力を誇る。

2007のフルモデルチェンジで車体が従来よりも大きいものとなった。そのため、車内空間も広まり快適性が確保された。シートも本革を使用しており、長時間の運転でも体への負担は少ない。
広大な室内や荷室や快適性からは、他にはないワゴンを作りなれているボルボの伝統を感じる。

ただ、大きくなった車体と従来の角張りがなくなった丸みを帯びたデザインは、今までのV70ファンとしては残念さを隠せない。
また、大きい車体による操作性の癖は健在である。小回りは困難なためコーナリングを不安にする。リヤビューも難しくなり後方確認や停車といった操作を億劫にさせる。ブレーキも大きい車体の割には少し弱いのが気になる。輸入車に特徴的なブレーキによるダストも懸念点である。
とはいっても、そのためのセーフティー性能であるため安全運転を心懸ければなんら問題ない。

2011年のマイナーチェンジでは燃費性能が最大12.2km/Lから13.2km/Lへと改良された。
7人乗りであり、本格的なステーションワゴンが欲しいファミリー層にはおすすめである。また、価格帯が高級車一歩手前で設定されているため、プレッシャーが少なくお財布に優しい贅沢が味わえる。